一人暮らしだとついつい食生活が偏りがちになり、野菜不足になる方も少なくありません。
しかし、栄養については心配になるので、野菜ジュースを意識して飲んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は一人暮らしの野菜不足におすすめの野菜ジュースをご紹介します。
野菜ジュースのメリット・デメリットや活用方法についても解説するので、野菜不足解消に役立ててください。
・おすすめの野菜ジュースがわかる
・野菜ジュースのメリット・デメリットがわかる
・野菜不足を解消する対策がわかる
一人暮らしの野菜不足解消に!おすすめの野菜ジュース5選
まずはじめに、一人暮らしの野菜不足解消におすすめの野菜ジュースをご紹介します。
コンビニで手軽に購入できる野菜ジュースもあるので、早速購入して自身に合うか確かめてみましょう。
野菜一日これ一本(カゴメ)
コンビニやスーパーで気軽に購入できる野菜ジュースがカゴメの野菜一日これ一本です。
30品目の野菜が350g含有されており、砂糖・香料・栄養強化剤不使用のため、野菜の美味しさをそのまま感じられます。
糖質50%オフや糖の吸収を抑えるシリーズも販売されているので、ご自身の身体に合わせた栄養補給ができるのもポイントです。
1日分の野菜(伊藤園)
伊藤園が販売している1日分の野菜もコンビニやスーパーで販売されている有名な野菜ジュースの1つです。
30種の野菜を350g配合しているので、カゴメが販売している野菜一日これ一本と内容はあまり変わらない印象があります。
ただし、1日分の野菜にはビタミンCが含まれているので、栄養バランスでは野菜一日これ一本よりも優れています。
無添加野菜 48種の濃い野菜(キリン)
無添加野菜 48種の濃い野菜は、香料・食塩不使用のトマトベースの味わいが広がる野菜ジュースです。
リコピンやベータカロテンだけでなく、食物繊維も補給できるので、栄養バランスを整えるための心強い味方となるでしょう。
緑でサラナ(サンスター)
血中コレステロールを低下させる特定保険用食品に指定されているのが緑でサラナです。
天然アミノ酸であるSMCSを豊富に含んでおり、保存料・香料・食塩・砂糖を不使用の健康に考慮された野菜ジュースになっています。
つぶより野菜(カゴメ)
野菜ジュースの中でもつぶつぶ感が欲しいという方に最適なのがつぶより野菜です。
100%国産の野菜を350g分使用しているため、飲み応えだけでなく栄養バランスもバッチリです。
一人暮らしの方が野菜ジュースを飲むメリット
野菜ジュースが身体にいいというのはわかってはいるものの、具体的なメリットについて知らない方も多いでしょう。
ここでは、一人暮らしの方が野菜ジュースを飲むメリットについて解説します。
ビタミン・ミネラルの補給ができる
野菜ジュースは熱に強いビタミン・ミネラルが補給できます。
実は製造過程で殺菌のために加熱処理をする場合がほとんどのため、熱に弱いビタミン・ミネラルは損失してしまうのです。
しかし、熱に強い以下のようなビタミン・ミネラルは摂取できます。
- ビタミンE
- カルシウム
- カリウム
- リコピン
- ベータカロテン
中には熱に強いビタミンCもあるので、バランスよく栄養補給はできるでしょう。
また、ジュースにしたほうが効率よく補給できるビタミン・ミネラルもあります。
そのため、野菜ジュースは飲んでも意味がないという意見もありますが、決して無意味ではないのです。
生野菜より長期保存ができる
市販の野菜ジュースであれば、生野菜よりも長期保存が可能です。
生野菜は鮮度が落ちるのが早く、1週間もすれば腐り始めてしまうでしょう。
しかし、市販の野菜ジュースはパックや缶に密封されているため、常温でも長期間の保存ができます。
まとめ買いでお得に購入したとしても、長期保存ができるなら品質が悪くなる心配がないので、コスパがいいという点もメリットでしょう。
吸収率の高い栄養素を補給しやすい
リコピンやベータカロテンといった栄養素は、野菜ジュースのほうが吸収率が高くなります。
実際にカゴメ株式会社の調査では、生野菜よりも野菜ジュースのほうがリコピンは3.8倍、ベータカロテンは1.5倍の吸収率になると発表しています。
生野菜で摂取するよりも吸収効率がよくなるので、トマト・人参・ほうれん草といった野菜が苦手な方でもおすすめです。
忙しいときでも飲みやすい
何より野菜ジュースは片手間に飲めるので、忙しいときでも手軽に栄養補給できる点がメリットです。
本来、野菜を摂取するとなると調理をする工程が発生するものの、野菜ジュースならストローを挿せばすぐに補給できます。
調理が苦手、準備をするのが面倒という方にこそ野菜ジュースは最適です。
野菜ジュースのデメリット・注意点
野菜ジュースは多くの利点がありますが、デメリットや注意点についても理解しなくてはいけません。
野菜ジュースの栄養成分や摂取方法について理解し、正しい飲み方をしていきましょう。
熱に弱いビタミン・酵素が補給しにくい
野菜ジュースは熱処理をするので、熱に弱いビタミン・酵素が減少し、補給しにくい点があります。
ビタミンCやビタミンB群をはじめ、さまざまなミネラルが損なわれる可能性もあるでしょう。
熱処理後に別途栄養素を添加している野菜ジュースもありますが、野菜ジュースだけで全ての栄養素を補給するのは難しいです。
製造過程で食物繊維も減少
野菜ジュースを製造する過程で、絞りカスは廃棄されてしまうのですが、その中に食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、本来の生野菜に含まれているほどの食物繊維を摂取できない点も理解しなくてはいけません。
食物繊維は腸内環境を整えるために必要な栄養素で、野菜に多く含まれている点から、野菜ジュースで補おうと考えている方もいるはずです。
野菜ジュースから全く補給できないわけではありませんが、栄養素同様に1日の必要な摂取量を全てまかなうという考えはしないほうがいいでしょう。
糖分の摂り過ぎに注意
野菜ジュースは飲みやすさに配慮するため、砂糖やフルーツを加えている可能性があり、糖分を摂り過ぎてしまう可能性があります。
野菜の代わりとはいえ、飲み過ぎてしまうと太る原因になるので、1日の飲む量はうまく調整しておきましょう。
基本的には、1日200ml程度を目安にしておけば、飲み過ぎを防いで効率よく栄養補給ができます。
一人暮らし&多忙な方におすすめ!野菜ジュースの賢い活用方法
野菜ジュースを有効活用するには、選び方や飲み方の意識が大切です。
ここでは、野菜ジュースの賢い活用方法について解説するので、一人暮らしや多忙な方こそ取り入れてみてください。
糖分の多いジュースの代用として飲む
栄養素が少なく糖分の多いジュースを飲むくらいなら、野菜ジュースを飲むほうがよっぽど栄養補給につながります。
そのため、普段から糖分の多いジュースを飲む方は代用として野菜ジュースを取り入れましょう。
なるべく人工甘味料が控えめの野菜ジュースを選び、自然な甘さで満足できるクセをつけておくといいかもしれません。
糖分の多いジュースは依存してしまうので、脱却する意味もかねて野菜ジュースで代用していきましょう。
野菜不足解消の補助として飲む
野菜ジュースをメインにするのではなく、あくまで補助として野菜不足解消を目指していく意識が大切です。
結局は、加工されていない野菜から摂取するほうがバランスの取れた栄養補給ができます。
そのため、普段の食事でも栄養を意識し、摂取しきれない部分は野菜ジュースで補う、といったスタンスがいいでしょう。
野菜嫌いでも栄養補給できる方法として用いる
野菜嫌いだと栄養が偏りがちになるので、野菜ジュースを活用するのはおすすめです。
野菜ジュースにも味や飲みやすさは種類があるため、自身で飲み続けやすいものを選びましょう。
砂糖・食塩不使用の野菜ジュースを飲む
より健康的に栄養補給するなら、砂糖・食塩不使用の野菜ジュースを選ぶべきです。
砂糖・食塩不使用の野菜ジュースは野菜や果物本来の甘さと、控えめなカロリーで飲み続けられるので、身体のことを考えると最適です。
市販されている野菜ジュースでも、砂糖・食塩不使用のものがあるので、ぜひ見つけてみてください。
忙しくても実践可能!一人暮らしの方が野菜不足を解消する 4つの対策
野菜ジュース以外にも野菜不足を解消する対策法はあります。
今回は忙しい方でも実践できる簡単な対策法を4つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
カット野菜・冷凍野菜を使う
調理の手間を減らす工夫として、カット野菜や冷凍野菜を使う方法があります。
カット野菜は、キャベツやニラなどの野菜がすでに切れている状態でパックされているため、すぐに使うことができる点が魅力です。
サラダパックなら、ドレッシングをかければすぐに食べられるでしょう。
冷凍野菜はレンジで温める、あるいは自然解凍で食べられるので、カット野菜同様に調理の手間を省くことができます。
カット野菜・冷凍野菜では、野菜ジュースでは摂取しにくいビタミン群や食物繊維が摂れる点でおすすめです。
サプリメントを活用する
野菜ジュースと一緒にサプリメントを併用すると、バランスよく栄養を補うことができます。
ビタミンCやビタミンBなど、野菜ジュースでは摂り切れない栄養素をサプリメントで補給する形が理想的です。
ただし、サプリメントもあくまで栄養補助の役割なので、基本は食事から栄養補給ができるようにしましょう。
青汁を飲む
野菜ジュースよりも栄養成分にこだわりたいなら青汁を飲むといいでしょう。
青汁は大麦若葉やケールといった緑の野菜をメインに作られる飲み物です。
食物繊維やビタミン、カテキン、ベータカロテンなどが豊富に含まれているため、栄養補給という点では青汁のほうが優れています。
ただし、果物や甘さが少ない分、青汁のほうが飲みにくい点はデメリットです。
もし、飲みにくさが気になるなら果物が含まれているフルーツ青汁を試すといいでしょう。
宅配弁当を利用する
食事から栄養補給を考えるなら、栄養バランスの整っている宅配弁当の利用が最もおすすめです。
「料理を作る時間はないけど栄養バランスの整った食事はしたい」という方こそ利用すべきサービスといえます。
宅配弁当なら、本格的な料理や肉・魚料理など、バラエティ豊かな品目があるので、飽きにくい点も魅力です。
私自身も野菜ジュース+宅配弁当を愛用していますが、コンビニ弁当を利用していたときよりも身体の調子がよくなっているのを実感しています。
一人暮らしで忙しいと、特に栄養バランスの整った食事を疎かになりがちなので、宅配弁当サービスを活用して手軽に栄養補給を考えてみましょう。
まとめ
今回は、一人暮らしの野菜不足におすすめの野菜ジュースとメリット・デメリットについて解説しました。
野菜ジュースは根本的な野菜不足解消には物足りないものの、栄養補給の補助としては最適な飲み物だとわかってもらえたはずです。
糖分や塩分には注意して、飲み過ぎないようにしながら栄養バランスが整った生活を送ってみてください。
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